議論に役に立つ本「議論の技術」と「ロジカルシンキング」

こんにちは、かずやです。

今日は議論に関連する本を2冊ほど読んだので、その紹介を。

どちらも大学時代、サークルで議論を重ねる中で自分がいかに議論が苦手か、ということを痛感した経験から買った本です。それなりに良著なので興味がある方はぜひ。

1冊目:論理が伝わる 世界標準の「議論の技術」 Win-Winへと導く5つの技法

議論とは何か、どのような種類があるのか、どうやって進めていくものなのかといった大枠の説明を踏まえつつ、論説文を引用しながら「こういった反論にはどう答えればいいか」といったケーススタディを行える本です。

個人的に一番頭に残ったのは、反論には「主張型」「論証型」の2つがあるという指摘。

議論とは、ある主張に対して反論をぶつけていくことで最終的な結論にたどり着く営みです。しかし多くの日本人は「主張型」の反論しか行わないためになかなか議論が深まっていかないという欠点があるというのです。

例えば「従業員の健康状態の改善が業績向上に寄与するため残業時間を10時間以内に抑えよう」という提案があったとして(今適当に考えました)主張型と論証型はそれぞれ以下のような反論を行います。

  • 主張型:「残業時間を10時間にすると業務が回らないから導入は難しい」
  • 論証型:「健康状態の改善が業績向上に寄与する、という主張の根拠が乏しい」

つまり、提案の根拠や理由、データの浅さや論理の飛躍を突いて反論するのが論証型。逆に根拠として提示されたのとは別のデメリットをあげたり、そもそも別の方法を提案したりすることで提案を否定しようとするのが主張型。

論証型が、提案を縦に深掘りしていくのに対し、主張型は水平方向に広げていく営みです。この違いを意識せず、主張型の論だけでぶつかり続けると、いずれ水掛け論になってしまい議論が進まなくなります。

よく議論の中で「何か食い違っているな」という感覚を覚えることがあるのですが、そういう時はこの違いを頭に入れて発言内容を吟味してあげることが、解消への第一歩なのでしょう。

忘れんよう、メモっておきます。

2冊目:ビジュアル ロジカル・シンキング

一回読んだ気もするのですが、改めてさっと流し読みしてみました。

内容を簡単にいうとMECE(Mutually Exclusive, and Collectively Exhaustive: もれなくだぶりなく)とピラミット構造をいろんな図解を通して説明する本、という感じでしょうか。

ロジカルに考える、というのは訓練したことがない人からするととても難しいものに感じます。ぼく自身相当苦手意識を持っていました。

そういう人には、おすすめの本です。比較的軽めに読める文章量と図解の多さで、ロジカルシンキングの基本をさっくり理解できます。

まずは対象をもれなく列挙すること。それをピラミッド構造を使って要素に分解し分析していくこと。ロジカルシンキングっていう名前のとっつきづらさの割に、やっていることはシンプルです。(まあ、だからこそ難しいとも言えるわけですが…。)

この本を買った当時、議論の流れを掴むのがとても苦手でした。受験勉強の賜物で、文章題に対する論理力には割と自信があったのですが、議論の中で、リアルタイムに話の流れ・構成を掴み、ロジカルな返しをするのがなかなかうまくできず。

この本を読み、MECEやピラミッドという言葉を知ったことで、今何が焦点になっているのか把握したり、足りないものが何か考えたり、といったことがやりやすくなったように感じます。

論理的に考えるということに課題感がある人は、ロジカルシンキングの入門書として一読してみるといいかもしれません。

ではではっ!

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